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アメリカで初めてマイホームの購入を検討されている方、またはすでに購入経験があり、改めて流れを確認したい方はぜひご参照ください。

まずは信頼できる不動産エージェントを探しましょう

エージェントを通さずにご自身で売買を行うことも可能ですが、アメリカ不動産は法律が深く関与するビジネスです。そのため、取引のプロセスを正確に理解し、現地市場に精通し、英語力や交渉力を兼ね備えたエージェントに依頼するのが理想的です。英語や交渉に自信がない場合は、余計な時間がかかったり、トラブルが発生しやすくなるため、プロのエージェントを雇うことをお勧めします。

なお、アメリカでは2025年8月から、売主が買主代表エージェントのコミッション(手数料)を支払う義務が免除されました。これにより、買主がその手数料を負担するケースが増えたものの、買主が家の条件よりも「エージェント手数料を負担してくれる売主」を優先して選ぶ傾向が生まれ、取引が複雑化する可能性があります。

そのため、こうした法改正後も買主代表エージェントの手数料を負担する売主が引き続き多く存在しています。現在では、オファー条件において価格やローン額だけでなく、「買主代表エージェントの手数料パーセンテージ」も重要な検討項目の一つとなっています。

物件ごとに契約条件は異なるため、詳細についてはエージェントに確認することをお勧めします。信頼できるエージェントを見つけたら、まずコンサルテーションの予約を取り、購入の目的や希望条件、優先順位、入居希望時期、ご希望の価格帯やファイナンス状況などについて相談しましょう。

アメリカの不動産取引は、タイミングがすべてといっても過言ではありません。書類の署名、必要書類の提出、送金などをその日のうちに対応する必要がある場合も多くあります。

どんなにエージェントが迅速に対応しても、期限内にお客様の署名や提出が間に合わないと契約が無効になる可能性があります。

そのため、円滑な取引を進めるには、エージェントだけでなくお客様ご自身の迅速で確実なご協力が非常に重要です。

融資機関からPre-approval letterを取得する

融資機関から Pre-Approval Letter(仮承認書) を発行してもらいましょう。現金で購入する場合は不要ですが、ローンを利用する場合はこの仮承認が必須となります。

仮承認を取得することで、自分の購入可能額を把握でき、物件検索を効率的に絞り込むことができます。

融資機関によって提供されるモーゲージプログラムや金利条件は異なるため、複数の機関から仮承認を取得することをお勧めします。

Pre-Approval Letterの申請時に必要な書類は以下の通りです。

  • 過去1か月分の収入証明書(会社員の場合:給与明細書)
  • 過去2年分の税務申告書およびW2フォーム
  • 過去2か月分の資産証明書(銀行口座・投資口座の月次ステートメントなど)


アメリカでの滞在期間が2年未満の方や、日本・海外に銀行口座をお持ちの方でも対応可能なレンダーがいます。ぜひお気軽にご相談ください。

頭金を用意する

通常、購入価格の約20%の頭金が求められますが、初めて住宅を購入する方向けのダウンペイメント・アシスタンス(頭金支援)プログラムなどもあります。

とはいえ、売主がより高い購入価格や大きな頭金を提示するオファーを選ぶ傾向があるのは事実です。

保有株などを頭金に充てる場合は、相場の動きを見ながら早めに現金化し、安全で即時に引き出せる口座へ移しておくと安心です。

また、頭金以外にも「ポイント(ローン開始時の手数料)」や不動産鑑定料、インスペクション費用など、**クロージングコスト(初期費用)**が発生します。これらは後からまとめて請求されることが多いため、領収書や明細書を整理しておくことをお勧めします。

家購入にかかる主な費用

– Inspection(インスペクション/建物検査)
オファーが売主に承認されたら、7〜10日以内にインスペクション(建物検査)を実施します。費用は買主の負担で、検査完了直後に小切手(チェック)か電子送金(ZelleやVenmo等)で支払うのが一般的です。

検査内容(ウォーターテスト、ラドン検査、浄化槽システムのテストなど)によって費用は異なりますが、平均相場は500〜1,500ドルです。検査当日は買主とバイヤーエージェントが立ち会いセラーエージェント(売主側エージェント)が鍵の管理のため同行します。所要時間は通常1〜3時間程度です。

– Appraisal(鑑定)
売買契約が無事に締結されると、正式にローン審査が開始されます。その際、モーゲージ会社が依頼する鑑定士(Appraiser)が派遣され、実際に物件を訪問して鑑定を行います。この鑑定には、セラーエージェントのみが同行します。

– Down Payment(頭金)
頭金の目安は最低3.5%(初めての購入者向け)〜理想は20%。頭金が多いほど、売主に「誠実な買主」である印象を与えます。

オファー提出時にはEarnest Money(申込金)として通常500〜1,000ドルを支払い、売買契約書サイン時に第二のデポジット(通常オファー額の約5%)をキャッシャーズチェックまたは銀行送金リンクで支払います。

これら2つのデポジットは頭金の一部として計上され、クロージング時に残額を支払います。

– Closing Costs(クロージングコスト)
相場はローン額の約1.5〜4%程度です。主な項目は以下の通りです。

  • Loan Origination Fee(ローン総額の約0〜1%の手数料)
  • Appraisal Fee(鑑定料)
  • Loan Application Fee(ローン申請手続き費)
  • Credit Report Fee(信用調査レポート代)
  • Tax Service Fee(税金関連サービス費)
  • Flood Check Fee(洪水リスク確認費
  • Property Taxの預託金
  • Closing Fee to Escrow(エスクロー費用/購入価格により変動)
  • Title Insurance Fee(タイトル保険料)
  • Recording Fee(登記費用)
  • (コンドミニアムの場合)HOA関連費用
     - Association Set-Up Fee(管理会社の初期手数料)
     - Association Dues(管理費1か月分の前払い)
  • Interest(ローン初期の前払い利息)
  • Reserves Deposited with Lender(ローン会社への預かり金)

これらの費用はクロージングの際にまとめて清算されますので、事前に十分な資金準備をしておきましょう。

物件探し

希望する条件や地域を明確にし、購入可能額の範囲内で理想の物件を探しましょう。
人気のある物件は競争率が非常に高いため、「この家だ!」と思ったらすぐに行動することがキーです。

特に、すぐに売れると予想される物件は週末にオープンハウスを開催することが多く、良い物件ほどオファーの締切が1〜2日以内に設定されているケースもあります。

そのため、じっくり考える時間があまりないことも多く、内見中に購入の判断を下す必要がある場合もあります。

オファーの提出

購入したい物件が見つかったら、エージェントにオファー(購入申込書)を作成してもらい、売主側のエージェントに提出します。

オファーには、購入希望価格、手付金額(Earnest Money/通常1,000ドル)、住宅ローン額、頭金額、各種条件(Contingencies)が記載されています。

オファー提出時には、Earnest Moneyの小切手や住宅ローンのプリ・アプルーバルレター、さらに頭金額を証明できる銀行のステートメントも一緒に提出します。

売主側からの返答は、承諾・条件付き承諾(カウンターオファー)・拒否のいずれかです。カウンターオファーが届いた場合は、その条件を検討し、こちらから再度カウンターオファーを出すこともあります。

ここでエージェントの交渉力が大きく発揮される重要な局面となります。
双方が合意に達すると、正式に契約が開始され、エスクロー(Escrow)の開設に進みます。

インスペクション&タイトル調査

売買契約書(Residential Purchase & Sales Agreementとは8ページの書類で、売買契約がアクセプトされると、エスクロー期間中に買主は住宅ローン申請、アプレイザー(不動産鑑定)、ホームインスペクション、ディスクロージャー書類のレビューなどを行います。何かの問題や修繕などの必要が発覚した場合は再度リクエストする機会があります。モーゲージの申請も完了させます。インスペクションは通常アクセプトされた7〜10日間の間に行います。もしインスペクションの間に家の購入をキャンセルしたいと思わせる大きな問題が発覚したら契約をキャンセルすることができます。そうするとディポジットも戻ってきます。住宅ローンも審査中にレンダーが払えないと判断された場合契約解除になり、改めて金融状況を見直す必要があります。このようなことがないようにpre-approvalを申請する時に正しい、最新の情報を提供することをお勧めします!

Final Walk Through(物件の最終チェック)

所有権譲渡前に、物件の最終確認を行います。不具合の修理を行った場合は、その完了を確認します。通常クロージングの1〜2日前に行われます。セラーエージェントもクロージングの数週間前に水道(water meter)のトランスファー手配をしてくれます。

クロージング

所有権の譲渡日を「エスクローがクローズする日」と言い、購入代金の支払い日でもあります。残りの頭金の他、固定資産税の月割り費用、郡税、タイトルカンパニー(所有権移転費用)、事務手数料、登録手数料など(クロージングコスト)の費用も精算します。

エスクローがクローズする1~3日前にエスクロー会社にて書類にサインをします。

おめでとうございます!これであなたは晴れてホームオーナーになりました!